【実体験】Big4税理士法人への転職は今がおすすめ

BIG4 税理士法人 転職 税理士業界

こんにちは。
税理士のもなた(@TaroZeikin15214)です。
今回はBig4税理士法人への転職について解説します。

Big4税理士法人とは、PwC税理士法人・デロイトトーマツ税理士法人・KPMG税理士法人・EY税理士法人の4つの税理士法人を指す総称です。

これら税理士法人は、世界的規模である4つの会計事務所PwC・Deloitte・KPMG・EYと提携している日本の税理士法人となります。

この記事を執筆している私は現在Big4税理士法人で勤務しています

Big4税理士法人の前は中小規模の税理士法人に勤務していましたが、転職エージェントを活用することでBig4税理士法人へ転職することができました。

私の転職活動の実体験を踏まえながら解説させて頂きます。

この記事でわかること

・最近のBig4税理士法人の転職事情
・Big4へ転職するメリット・デメリット
・Big4の業務内容
・Big4転職後のキャリアプラン
・Big4へ転職するためにすべきこと

当ブログの信頼性

・この記事を書いている私はBig4税理士法人に勤務する現役税理士です
・現職の前は2つの中小規模の税理士法人で勤務していました
・私の転職実体験をもとに解説します

Big4の最近の転職事情

Big4税理士法人への転職難易度は決して低くはありませんが、以前と比べると難易度は下がっていると感じます。

これは、転職市場が売手市場であることや税理士受験生の減少などが要因として考えらえます。

現に、以前は税理士試験の科目合格数3科目以上が応募条件でしたが、現在は2科目以上の科目合格を応募条件としているところがほとんどです。

「自分にBig4税理士法人への転職は無理なのでは?」とは考えず、Big4に興味がある方は是非チャレンジして頂きたいです。

Big4税理士法人の就職難易度については、次の記事で詳しく解説しています。

【今がおすすめ!?】BIG4税理士法人の就職難易度は下がっている
BIG4税理士法人への就職難易度は高いですが、以前よりは難易度が下がっています。難易度が下がっている理由、BIG4で働くメリット・デメリットを解説します。

Big4税理士法人の業務内容

Big4税理士法人の業務内容を解説します。

国際業務

Big4税理士法人では国内業務だけではなく、タックスヘイブン税制や移転価格税制などの国際業務も多く取り扱っています。

移転価格税制業務は、海外に拠点を置く企業に対して、グループ間の取引価格の適正化を図ることを目的とします。

英語力も求められる業務ですが、中小規模の税理士事務所では接することのできない論点に触れることができますよ。

税務コンプライアンス業務

税務コンプライアンス業務は一番イメージしやすい業務かと思いますが、月次往査または四半期往査をして、法人の申告書を作成していく業務です。

Big4のクライアントは経理体制が整った大規模なクライアントが多いため、申告書の作成は会社が行い、我々は会社が作成した申告書のレビューを行うことが多いです。

決算だけではなく日々の税務相談に対応する必要もあり、税務の専門家として高い知識を身に着けることができます。

税務コンサルティング業務

これらの業務以外にも、組織再編や事業承継のコンサルティング業務や相続業務などもこなします。

組織再編業務は中小規模の税理士法人でも行うことがありますが、ニュースで取り上げられるような大規模な組織再編となると、Big4がコンサルティングをしていることがほとんどでしょう。

BIG4税理士法人へ転職するメリット

続いて、Big4税理士法人へ転職するメリットを解説します。

高度な税務知識が身に付く

1つ目のメリットは、クライアントの規模が大きく高度な税務知識が身につくことです。

クライアントが小規模会社の場合、別表調整が必要なのは均等割だけということがざらです。一方で、BIG4税理士法人の場合はクライアントの規模が大きく嫌でも税務論点に触れることになります。

また、法人の決算業務だけではなく国際税務・事業承継・相続などの業務も経験することができます。

自身の市場価値が高まる

2つ目のメリットは、一度BIG4税理士法人の勤務経験があると職歴に箔が付き、市場の中で自身の価値を高めることができます。

これは、Big4のネームバリューが高いためで、将来別の税理士法人に転職する際や独立する場合に有利に動くことがあるかもしれません

もなた
もなた

実は私も転職前にBig4への転職を迷っていましたが、転職エージェントの方に「職歴に箔がつくよ」と言われ確かにと思ったのを覚えています。

業界のトップの方と仕事ができる

3つ目のメリットは、業界のトップの方と仕事ができることです。

Big4税理士法人のクライアントは、大法人である上場企業が中心となります。

そのため、ビジネスの中心で活躍する企業やクライアントと直接仕事をすることができ、実務的な知見を蓄えながら、クライアントの成功に寄与するやりがいを感じることができます。

ビジネスの舞台裏に潜む知識と経験を共有し、自身のネットワークを拡大することもできるかもしれません。

平均年収が高い

4つ目のメリットは、年収の水準が高いことです。

Big4税理士法人の平均年収は約800万円といわれており、勤務税理士の待遇としては高い水準となります。

各事務所のパートナーまでのぼりつめると、2年働けばお家を買えるという噂も。

もなた
もなた

平均年収800万円というのは、中にいる人間の感覚からしても妥当な金額な気がします。

BIG4税理士法人へ転職するデメリット

続いて、Big4へ転職するデメリットも確認しておきましょう。

将来の独立に不利?

1つ目のデメリットは、将来独立を考えている場合に小規模クライアントの実務経験ができないことです

Big4のクライアントに、小規模な法人や個人事業主はほとんどいません。報酬単価が高いため、小規模な法人だと支払いが難しいためです。

私が中小規模の税理士法人で働いていた際は、クライアントから質問されることといえば税務的な質問よりも社会保険料のことだったり、資金繰りのことでした。求められる知識の範囲が異なります。

ただ、これに関しては大きなデメリットとは感じておらず、Big4で培った知識や調べ方のノウハウがあれば十分応用して対応できると考えています。

忙しい時期が長い

2つ目のデメリットは、繁忙期が長いことです。

繁忙期は12月から5月頃で、この時期は残業時間が多くなるため、プライべーのイベントが多い方や税理士受験生の方は時間の管理が難しくなります。

ただ、Big4税理士法人でも残業を減らそうという流れはあり、36協定の規定もあるため過度な残業は減少傾向にある印象です。

もなた
もなた

この時期が忙しいのはBig4に限った話ではなく、税理士業界で働く場合にはどこでも同じでしょうしね。

Big4税理士法人の仕事の忙しさに関しては、次の記事で詳しく解説しています。

BIG4税理士法人は激務?BIG4在職中の税理士が答えます
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Big4へ転職後のキャリアプラン

続いて、Big4転職後のキャリアプランを紹介します。

Big4税理士法人でのキャリアはステップアップの舞台であり、自分の目標に向かって未来の可能性を広げていくことができます。

パートナーを目指す

Big4税理士法人で昇進を目指し、事務所のパートナーを目指すキャリアプランです

パートナーは事務所長のようなイメージをして頂ければ大丈夫です。

ある程度の勤務年数が必要ですが、実績を上げていくことで事務所長を目指すことができます。パートナーになると税務業務よりも経営者としての仕事が中心になります。

パートナーの年収は高額で、2年働けばお家を買えるという噂もあります。

独立開業

Big4での経験が豊富な税理士は、Big4で培った信頼性や専門性を武器に、独立して事業をスタートさせることもできます。

Big4では専門性を深化させるため、特定の分野にフォーカスし、例えば国際税務やM&Aなどの専門税理士として独立する方もいます。

事業会社のトップマネジメント層へキャリア転換

税理士としての知識とビジネス理解力を活かし、一般事業会社の経営陣やCFO(最高財務責任者)などのポジションに転身することも可能です。

事業会社のトップマネジメント層へのキャリア転換は、税務だけではなく、事業戦略や財務戦略においてもリーダーシップを発揮するチャンスが広がります。

セミナー講師や執筆活動に従事

Big4で培った知識や経験を活かし、税務やビジネスにおける執筆活動やセミナー講師として積極的に活動する方もいます。

Big4税理士法人への転職は転職エージェントを活用しよう

Big4税理士法人への転職を考えているは、転職エージェントを活用するようにしましょう

転職エージェントを利用するメリットは次のとおりです。

業界専門家のアドバイスが得られる

転職エージェントを活用すると、税理士業界に精通した専門家からのキャリアアドバイスが得られます。

Big4への転職活動に対するアドバイスはもちろんのこと、その後のキャリアプランの相談にも乗ってもらえるため、実際に転職に至らなくてもキャリア相談をするだけでも価値はあります

転職希望条件の代理交渉をしてもらえる

年収等の転職時に希望する条件を、代理で交渉してもらえるのも嬉しいポイントです。

転職活動において給与や待遇などの交渉は避けられません。エージェントは交渉のプロであり、最適な条件での転職をサポートしてくれます。

自身の市場価値を最大限に引き出した転職を実現させましょう。

採用試験のサポートをしてもらえる

転職エージェントでは、転職先の紹介だけではなく、採用試験合格のためのサポートもしてくれます。

面接練習や1次試験、2次試験の試験の流れや特徴等の説明、履歴書等の添削もしてもらえます。

会社員
会社員

本番前に面接練習や提出書類の添削をしてもらえたら安心ですね。

金銭的負担がない

転職エージェントは、完全無料で利用できます。

ここまで記載した転職エージェントのメリットを無料で活用することができるため、Bigへの転職を希望する方は是非活用することをおすすめします。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントの活用を考え始めた方に、おすすめの転職エージェントを2つ紹介します。

MS-Japan

おすすめする1つ目の転職エージェンは、MS-Japanです

おすすめする理由は、私が実際にMS-Japanさんにお世話になりBig4税理士法人に転職できたためです。

税理士業界に特化した転職エージェントであるため、税理士業界に対する情報量が多かった印象です。また、担当の方が親身に相談に乗ってくださり今でも感謝しています。

MS-Japanには他にも次のような強みがあり、おすすめの転職エージェントです。

・税理士などに特化した転職エージェント
・大手監査法人、会計事務所とのネットワークがあり幅広い求人情報がある
・非公開求人を多数掲載
・高い専門性をもつキャリアアドバイザーが多数在籍
・管理部門特化型エージェントNo.1に選出された実績あり
・特化型エージェントとして30年以上の実績あり
・年収交渉もしてもらえ利用者の52%が年収upに成功

HUPRO

おすすめする2つ目の転職エージェントは、HUPROです。

東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府等を対象地域とする税理士法人・会計事務所特化の転職サイトです

AI技術を駆使した転職提案を強みとしており、転職希望者の経歴・スキルと求人情報をスコアリングしたスピーディーな提案をしてくれます。

数万件のデータに基づく『最速転職診断』も人気の機能です。効率的に転職を進めたい方におすすめの転職エージェントです。

HUPROのその他のおすすめポイントは次のとおりです。

・税理士業界に特化した転職エージェント
・利用者の95%以上がサービスに満足
・利用者は平均21日で内定獲得
・非公開求人多数掲載

まとめ

今回は、Big4税理士法人への転職について解説しました。

私自身が実際にBig4税理士法人への転職経験がありますが、Big4にチャレンジしてよかったなと感じています。

中小規模の税理士法人では味わえなかった高度な税務論点に日々触れることができ、職場の周囲の方のレベルが高いため、実務をつうじて力をつけることができていると感じています。

残業が多く大変そうなイメージがあるかと思いますが、大きな会社であるため福利厚生は手厚く、リモートワークが自由にできるなど働きやすい労働環境だと感じています。

もちろん繁忙期は忙しいので覚悟は必要ですが、心配しすぎる必要はないでしょう。

Big4税理士法人への転職に興味がある方は、是非チャレンジしてみてください。

まずは、転職エージェントの登録から始めましょう。

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Ms-Japanの公式サイトはこちら

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