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フリーランスになったけど税金ってどうすればいいの?
こんにちは。
税理士のもなた(@monata.zeirishi)です。
今回はこんな悩みを解決するために、
開業から法人化までフリーランスの税金に関する情報をロードマップ形式にまとめました。
あなたが今「税金」に関する知識が0でも、この記事を参考にやるべきことを実践していけば税金について恐れることは何もありませんよ。
全ての情報を一度に把握する必要はありません。
目次から気になる項目を覗いてみてください。
【開業準備】
フリーランスになってまず必要な作業は「開業届」の提出です。
「開業届」はフリーランスとして新たに事業を始めた時に提出する書類です。
開業届は提出しなくても罰則はありませんが、提出することで節税につながったり、「開業届の控」が補助金を受給するための要件になることがあるので提出しておくことをおすすめします。
フリーランスの開業届については次の記事で解説しています。
開業届を自分で作成するのがめんどくさい方は、「マネーフォワードクラウド開業届」というサービスを利用しましょう。
・利用料は完全無料
・手順に沿った入力で5分程で作成可能
・「青色申告承認申請書」などの他の届出書も作成できる
開業時に必要な届出は「マネーフォワードクラウド開業届」で終わらせましょう。
【会計ソフトを選ぶ】
フリーランスになったら会計ソフトの導入を検討しましょう。
会計ソフトの導入は、売上がある程度大きくなってから検討しようかな。
と考える方もいると思いますが、
会計ソフトの導入で「経理時間の短縮」や「青色申告特別控除といった節税」につなげることができます。
ええ。会計ソフトってお金がかかりそうだけど、。
と思っているあなた
「弥生会計オンライン」など無料で利用できる会計ソフトも多数あります。
会計ソフトを導入して「経理の時間」を短縮し、事業拡大に力を注いでいきましょう。
「フリーランスの方向けのおすすめの会計ソフト」は、次の記事で詳しく解説しています。
【税金を知る】
税金を知る
税金で損をしないためには、税金のことを知る必要があります。
フリーランスの方には、
・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税 etc
など様々な税金が課されます。
フリーランスの方の中には
・税金を安くできるいい節税策はないかな?
とまず考える方がいますが、
どんな税金が、どうのような仕組みで課されるのかを知ることで節税策をより有効に活用することができます。
フリーランスの方の税金の入門書としては、次の本が読みやすくておすすめです。
事業所得と雑所得
簿記を学ぶ
自分で経理業務をやるようであれば簿記の知識があると役に立ちます。
日々記帳する仕訳は、簿記の知識があることが大前提だからです。
経理の時間を減らすためにも、可能であれば簿記3級の勉強をしてみましょう。
簿記3級であれば予備校に通う必要もなく、本屋さんやネットで発売されている「みんなが欲しかった」シリーズの教科書と問題集を購入すれば充分です。
FPを学ぶ
FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格勉強もフリーランスの方におすすめです。
FP試験は、税金の知識はもちろんのことお金にまつわる投資・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金制度など幅広い知識を学ぶことができます。
教養として学んでみるのも面白いですよ。
教材は、簿記と同じく「みんなが欲しかったシリーズ」の教科書と問題集があれば十分です。
【節税編】
節税テクニック
みなさんが一番興味があるのは節税対策ではないでしょうか。
世の中に節税テクニックはたくさんありますが、節税対策を行う際はキャッシュアウトが少ないものから優先して実践しましょう。
お金を支払って節税する方法は、節税はできても結局お金は減っているからです。
「お金が貯まる節税」を心がけましょう。
フリーランスの方におすすめ節税テクニック10選
フリーランスの方におすすめの節税テクニックは次の記事で解説しています。
節税に関する入門書としては、次の書籍が読みやすくておすすめです。
経費をもらさず計上する
税金を安く抑えるためには、費用にできるものを適切に経費処理することも重要です。
個人事業主の飲食代の経費計上については、次の記事で解説しています。
【インボイス対応を考える】
フリーランスになったらインボイス制度に登録するかどうかの判断も必要です。
インボイス制度に登録したら消費税の納税が増えるため、できるなら登録したくないですよね。
しかし、取引先に消費税の課税事業者が多い場合には、取引継続の条件としてインボイスに登録することを要求される可能性があります。
ご自身の事業状況と取引先の課税事業者の割合を考慮して、登録すべきかどうか検討しましょう。
インボイス制度への理解を深めたい方には、次の書籍がおすすめです。
会話形式でインボイス制度の解説がされていて読みやすいです。
【確定申告】
フリーランスの方は、1年に1回確定申告を行います。
確定申告で一年の利益を報告し、税金を納付します。確定申告は毎年3月15日が提出期限(土・日・祝日の場合は翌日)です。
確定申告って難しそう、、
と感じる方もいるようですが、
会計ソフトを導入し日々の経理業務をさぼらなければ簡単に終わらせることができますよ。
会計ソフトは、次の記事で紹介している大手3社から選びば間違いありません。
確定申告書に添付する決算書はあなたの一年間の成績通知書です。
大事なことは、
税金の支払いでお金が減っちゃった。
あーあ。
で終わるのではなく、
決算書をみながら1年間の業績を振り返り、翌年の戦略を考えることです。
簡単なことではないですけどね。
決算書の読み方の入門書としておすすめな本は次の記事にまとめています。
[ 確定申告の申告期限は?】
【確定申告すべき収入の範囲】
確定申告書に記載する収入金額ですが、
通帳入金額だけ申告していませんか?
収入は「実現主義」といって、通帳の入金額ではなく、年末までに「収入すべき権利が確定した金額」を申告する必要があります。詳しくは次の記事を参考にしてください。
【雑所得の確定申告のやり方】
ブログ収入やポイ活収入、仮想通貨などは所得税法は「雑所得」に分類されます(一定の場合は事業所得)。
雑所得の確定申告のやり方は、次の記事で図解付きで解説しています。
【副業がばれないための確定申告】
フリーランスではなく副業の方向けですが、
副業が会社にばれないためには確定申告の際に「給与、公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」の欄で「普通徴収」を選択する必要があります。
詳しくは次の記事で解説しています。
【税金の納付をお得に】
確定申告をして税額が確定したら税金を納めます。
税金の納付方法は種類がたくさんあるって知ってましたか?
「現金納付」、「振替納税」、「ダイレクト納付」、「クレジットカード納付」などなど。
そんな中、最もお得に税金を納めることができる方法はポイント還元を受けられる「スマホアプリ納付」です。
金額が高額になる税金は、少しでもお得に納付をしましょう。
【税理士をみつけよう】
フリーランスになったら、税理士と顧問契約の検討をしましょう。
税理士に依頼すれば顧問料の支払が発生します。
しかし、その対価として
・適切な節税対策の提案
・経理業務や確定申告業務の効率化
・税務調査対応
・資金調達のサポート
・経営相談 etc
といったサービスを受けることができます。
自分では気づけなかった節税策を提案してもらえれば、顧問料は十分ペイすることができるでしょう。
顧問契約を結ぶ
税理士の探し方については、次の記事で解説しています。
スポットで相談する
顧問契約によるで費用面が心配な方は、スポット契約を検討しましょう。
ちょっとした税務相談や必要最低限の代行依頼に絞れば費用を抑えることができます。
税理士へのスポット相談については次の記事で解説しています。
【資金調達】
フリーランスの方は、資産運用をして資金を増やす努力が必要です。
資金を増やす必要があるのは、
・事業資金を増やす
・老後資金を自分で確保する必要がある
ためです。
会社員と違い将来退職金をもらえません。
事業拡大のための資金だけではなく、老後に向けて早くから資金確保に努めましょう。
新NISAを活用する
資産運用を考える場合は、まずは「新NISA」の利用を検討しましょう。
2024年1月からスタートした「新NISA」ですが、通常投資による売却益には20%程の税金がかかるところ、非課税で運用できる制度です。
最近はテレビやyoutubeでも数多く取り上げられているため既に始めている方が多いかもしれませんね。
当ブログ執筆者のもなたも「新NISA」を活用していますが、投資による資産の増え方をみると投資していてよかったなと感じます。
不動産投資
新NISAをやってもまだ資金に余裕のある方は、不動産投資を検討しましょう。
資料請求をするだけで「amazonギフト券をもらえる」不動産投資会社を次の記事でまとめているので、まずは資料請求をしてみてください。
ファクタリングサービスを利用する
ファクタリングとは、企業や個人事業主が保有する債権をファクタリング会社に売却し、早期に現金化するサービスです。
通常の資金調達とは異なり、借り入れではないため、信用情報に影響を与えないのが特徴です。
また、審査が比較的緩やかで、入金は即日対応な会社が多いためスピーディーに資金調達が可能です。
フリーランスにおすすめのファクタリング会社は、次の記事で解説しています。
【法人化の検討】
所得が拡大してきたら法人化の検討をしましょう。
所得税は累進税率といって所得が増えるほど税率が高くなります。
最高で所得税率は45%までになり、利益の約半分が税金でもっていかれます。
一方で、法人税率は累進税率ではないため一律23.2%(一定の場合19%)です。
・所得税は累進税率:最大税率45%
・法人税は一律税率:税率23.2%(19%)
このため、所得が一定額を超えたら法人化した方が税金が安くなります。
法人化の目安として、所得が700万円を超えたら検討をおすすめしています。
法人化を検討する際は税理士と相談しながら進めましょう。
税金の仕組みは複雑で、自分だけで検討すると思わぬ落とし穴に落ちてしまうリスクがあります。
また、法人化の際は手続きが多く費用も30万円程かかりますが、
「0円創業くん」というサービスを使うと、法人設立費用を最大0円にすることができ、法人設立時に必要な手続きを一括で代行してくれるのでおすすめです。
「0円創業くん」の口コミや評判は次の記事にまとめています。
まとめ:フリーランスの税金
フリーランスの税金について開業から法人化までの流れを紹介しました。
情報量が多く、一度読んだだけではなかなか吸収するのが難しいと思います。
全ての情報を一度に把握する必要はなく、自身の状況に合わせて必要な項目を繰り返し読み返してみてください。
最初読んだときは理解できていなかったことが、読み返すと理解できたり、勘違いして実践していたことに気づくこともあるでしょう。
顧問税理士がいれば、今回の記事で紹介した内容を相談することができます。
税理士の探し方については、次の記事で解説しています。