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「会計ソフトを入れたいけど、どれがおすすめ?」
「いずれ法人成りするなら、どれを選べばいい?」
こんにちは。
税理士のもなた(@TaroZeikin15214)です。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
会計ソフトは種類が多く、どれを選べばいいか迷いますよね。
ただ、クラウド会計ソフトを使っている個人事業主のうち、94.8%は大手3社(弥生・freee・マネーフォワード)のソフトを使っています(MM総研、2026年3月末時点)。
これから会計ソフトを選ぶなら、まずはこの3社から選べば大丈夫です。全部の会計ソフトを比べる必要はありません。
この記事では、3社の特徴と最新の料金に加えて、将来の法人成りも見すえた選び方を、現役税理士の目線でまとめました。
□この記事でわかること
・個人事業主に人気の会計ソフト3社の特徴と料金(2026年最新)
・会計ソフトを使うメリット
・法人成りも見すえた会計ソフトの比較ポイント
・無料で会計ソフトを使う方法
・税理士の私が選んだ会計ソフト
・AIを使い倒す現役税理士
・世界4大税理士法人での勤務経験あり
・法人成りと会社の税金をわかりやすく発信中
個人事業主におすすめの会計ソフト3選

会計ソフトって、たくさんあってどれを選べばいいのか…。

種類が多いですよね。個人事業主に人気の会計ソフトは3社に絞られるので、今回はその3社を紹介しますね。
個人事業主に人気の会計ソフトは「弥生」「freee」「マネーフォワード」の3つです。
MM総研の調査(2026年3月末時点)によると、クラウド会計ソフトを使っている個人事業主のシェアは次のとおりです。
- 弥生: 54.0%
- freee: 25.1%
- マネーフォワード: 15.7%
- 3社の合計: 94.8%

みんなが使っている3社から選べば、まず間違いなさそうですね。
3社のいちばん安いプランと、無料で試せる期間をまとめると次のとおりです(どれも税抜、2026年10月時点)。
- マネーフォワード
パーソナルミニ
月900円(年払い・年10,800円)
1か月無料で試せる - freee
スターター
月980円(年払い・年11,760円)
無料で試せる - 弥生
やよいの青色申告 オンライン
セルフプラン 年11,800円
初年度は無料(キャンペーン中)
※白色申告用のソフトはずっと無料
3社とも、パソコン(Windows・Mac)のブラウザとスマホアプリで使えるクラウド型です。
続いて、1社ずつ詳しく見ていきましょう。
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告は、クラウド型の会計ソフトです。
銀行口座やクレジットカードと連携すると、明細を自動で取り込み、AIが勘定科目の候補を出してくれます。
使うほど学習して提案が正確になっていくので、会計の知識があまりなくても帳簿づけを進めやすいのが特長です。
- 連携できる金融機関・サービスは2,300以上(2024年2月時点、公式サイトより)
- スマホでレシートを撮影して取り込める
- 「マネーフォワード クラウド請求書」と連携すると、請求の情報が会計にそのまま反映される
- 法人成りしたあとも、法人向けの「マネーフォワード クラウド会計」で同じシリーズを使い続けられる
- パーソナルミニ
年払い:月900円(年10,800円)
月払い:月1,280円
※消費税の申告は使えない - パーソナル
年払い:月1,280円(年15,360円)
月払い:月1,680円
※消費税の申告にも対応 - パーソナルプラス
年払いのみ:月2,980円(年35,760円)
※電話サポートつき - 1か月の無料お試しあり
・クレジットカードの登録なし
・有料プランに自動で切り替わらない

消費税の申告が必要な方(課税事業者・インボイス登録をした方)は、パーソナル以上を選びましょう。
マネーフォワードがおすすめな方
・銀行口座やクレジットカードの明細を、まとめて自動で取り込みたい方
・AIの提案を使って、仕訳の入力をラクにしたい方
・将来、法人成りも考えている方
freee会計
freee会計も、クラウド型の会計ソフトです。
freeeが個人事業主に人気の理由は、会計の知識が少なくても操作しやすい画面です。
「〇×の質問に答えるだけで確定申告書を作れる」など、はじめての方でも迷いにくい作りになっています。
- 銀行・クレジットカードなど1,000以上の口座・サービスから明細を自動で取得(公式サイトより)
- アプリでレシートを撮影すると、金額・日付を自動で読み取り
- 見積書・請求書の作成は全プランで使える
- 稟議や経費精算など、経理の仕事全体をまとめて効率化しやすい
- スターター
月980円(年11,760円)
・確定申告書の作成
・明細の自動取得・請求書の作成
・チャット・メールサポート - スタンダード
月1,980円(年23,760円)
スターターの機能に加えて
・消費税の申告
・詳細レポート
・サポートの優先対応 - プレミアム
年39,800円
スタンダードの機能に加えて
・電話サポート
・税務調査のサポート(30時間分) - 入力おまかせ
年49,800円
・入力・仕訳作業の代行つき
・月60件まで(超えると1件70円) - 無料で試せる
(クレジットカードの登録なし)

消費税の申告が必要な方は、スタンダード以上を選びましょう。
freeeがおすすめな方
・会計の知識がなくても、直感的に操作したい方
・帳簿だけでなく、請求書や経費精算など経理全体をまとめて効率化したい方
やよいの青色申告 オンライン
弥生は、個人事業主のクラウド会計ソフトでシェア54.0%(MM総研、2026年3月末時点)の最大手です。

私が見てきたクライアントでも、弥生を使っている方はとても多いです。
弥生のいちばんの魅力は、価格の安さです。
- 「やよいの白色申告 オンライン」(フリープラン): ずっと無料で、すべての機能が使える
- 「やよいの青色申告 オンライン」: セルフプランとベーシックプランが初年度無料(キャンペーン。2027年3月15日までの申込分)
青色申告のプランは3つあり、使える機能はどれも同じで、サポートの範囲だけが違います。
- セルフプラン
年11,800円(初年度無料)
サポートはWebのFAQのみ - ベーシックプラン
年22,800円(初年度無料)
電話・メール・チャットで
操作の質問ができる - トータルプラン
年39,600円(初年度は半額の19,800円)
操作の質問に加えて
仕訳や確定申告の相談ができる
また、弥生は多くの税理士事務所でも使われているので、税理士との顧問契約を考えている方は、データのやりとりがスムーズになりやすいです。
弥生がおすすめな方
・とにかく費用をおさえたい方
・電話で操作を質問しながら進めたい方
・税理士事務所との契約を考えている方
会計ソフトを使うメリット
帳簿づけがぐっとラクになる
会計ソフトを使ういちばんのメリットは、帳簿づけがラクになることです。
青色申告をする個人事業主は、仕訳帳や総勘定元帳などの帳簿をつけて保存する必要があります。
会計ソフトなら、日々の取引を入力するだけで、これらの帳簿や決算書(貸借対照表・損益計算書)を自動で作ってくれます。
さらに、銀行口座やクレジットカードと連携すれば、明細の入力そのものも自動化できます。

浮いた時間は、本業やプライベートに使えますね。
お金の流れが見えるようになる
会計ソフトに日々の取引を入れておくと、月ごとの売上や経費の推移、資金繰りなどをいつでも確認できます。
「今月はいくら残りそうか」がすぐわかるので、経営の判断がしやすくなります。
青色申告特別控除を受けやすくなる
青色申告には、所得から最大65万円を差し引ける青色申告特別控除という制度があります。
65万円の控除を受けるには、複式簿記で帳簿をつけ、貸借対照表と損益計算書を添付したうえで、e-Taxで申告する(または優良な電子帳簿で保存する)などの要件があります。
会計ソフトを使えば、これらの書類をそろえてe-Taxで申告するところまで進めやすくなります。
令和8年度の税制改正で、2027年(令和9年)分から、青色申告特別控除は次のように変わります。
- 75万円: 複式簿記+e-Taxでの申告+優良な電子帳簿の保存など
- 65万円: 複式簿記+e-Taxでの申告
- 紙で申告する場合は、複式簿記でも10万円の控除になる
いま使っている(または選ぼうとしている)会計ソフトが「優良な電子帳簿」に対応しているかも、あわせて確認しておくと安心です。
会計ソフトを選ぶときの比較ポイント
法人成りしても使い続けられるか
将来、法人成りを考えている方は、法人向けのプランがあるかも見ておきましょう。
個人事業と法人は帳簿が別になるため、法人成りしたら新しく法人の帳簿をつけることになります。
同じシリーズの法人向けサービスがあると、操作に慣れたまま移れます。
入力のしやすさ
会計ソフトへの入力は、ほぼ毎日の作業です。操作が分かりにくいとストレスがたまるので、直感的に入力できるかは大切なポイントです。

いろいろな会計ソフトを見てきましたが、「なんでこんなに分かりにくいの?」と感じるソフトも実際にありました。
今回紹介した3社は、どれも画面が分かりやすく作られています。無料で試せる期間があるので、実際にさわって比べてみるのがおすすめです。
AIの仕訳の提案
最近の会計ソフトは、取り込んだ明細からAIが勘定科目の候補を出してくれる機能が充実しています。よく使う取引はルールにして、自動で登録することもできます。
ただし、AIの提案がいつも正しいとは限りません。提案をそのまま登録せず、ときどき内容を見直すのがおすすめです。
入力やチェックの時間がとれない方は、記帳代行に頼む方法もあります。
料金の目安は、記帳代行の相場は?依頼先別の料金と3つの選び方で解説しています。
クラウド型かインストール型か
会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」に分かれます。
クラウド型は、アカウントを登録すればすぐに使え、ソフトのインストールは不要です。インストール型は、パソコンにソフトを入れて使います。
クラウド型のメリット
・初期費用がかからない
・パソコンでもスマホでも、どこからでも入力できる
・銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込める
・法律が変わってもソフトが自動で更新される
・そのままe-Taxで申告できる
これから会計ソフトを入れる方には、クラウド型をおすすめします。
料金と必要な機能
料金は安いに越したことはありませんが、安さだけで選ぶと「使いたい機能がない」ということになりがちです。
特に、消費税の申告が必要な方(課税事業者・インボイス登録をした方)は注意が必要です。
マネーフォワードはパーソナル以上、freeeはスタンダード以上でないと消費税の申告機能が使えません。弥生はどのプランでも使えます。
サポートの受けやすさ
はじめて会計ソフトを使う方は、操作に迷ったときに相談できるかも大切です。
電話・メール・チャットなど、どの方法で相談できるかはプランによって変わるので、申し込む前に確認しておきましょう。
なお、会計ソフトの導入は「デジタル化・AI導入補助金」(旧IT導入補助金)の対象になる場合があります。
補助の割合や対象は年や申請枠によって変わるので、使いたい方は公募要領で確認してください。
無料で会計ソフトを使う方法
費用をかけずに始めたい方は、弥生がおすすめです。
- 白色申告なら「やよいの白色申告 オンライン」のフリープランがずっと無料
- 青色申告なら「やよいの青色申告 オンライン」のセルフプラン・ベーシックプランが初年度無料(2027年3月15日までの申込分)
ただ、青色申告には最大65万円(2027年分からは最大75万円)の特別控除があります。会計ソフトを入れるなら、白色申告ではなく青色申告をめざすのがおすすめです。
また、マネーフォワードは1か月、freeeも無料で試せます。気になるソフトは、まず無料期間で使い比べてみましょう。
税理士の私が選んだ会計ソフト
いろいろ比べた結果、私は独立後の自分の事務所で、マネーフォワードを使う予定です。
理由は次の3つです。
- 銀行口座やクレジットカードとの連携先が多く、明細の取り込みからAIの仕訳の提案まで、入力の手間を大きく減らせる
- 請求書など同じシリーズのサービスと連携しやすく、経理の流れを1つにまとめられる
- 個人事業から法人成りしたあとも、法人向けの「マネーフォワード クラウド会計」で同じシリーズを使い続けられる

もちろん、どのソフトにも良いところがあります。操作の分かりやすさならfreee、費用の安さとサポートなら弥生、と好みで選んで大丈夫ですよ。
迷ったら、まずは無料期間で試してみましょう
会計ソフトは、実際にさわってみないと使いやすさが分かりません。
- 明細の自動取り込みやAIの提案で入力をラクにしたい方は、まずマネーフォワードを1か月無料で試してみてください
- 操作の分かりやすさを重視する方は、freeeを無料で試してみてください
- 費用をおさえたい方は、初年度無料の弥生から始めてみてください
マネーフォワードとfreeeは、クレジットカードを登録せずに試せます。
弥生の初年度無料は、2年目から自動で更新される契約ですが、更新の前にメールで案内があり、それまでに解約できます(2026年10月時点の各社の案内)。
まずは気になるソフトに登録して、日々の取引を何件か入れてみるところから始めてみましょう。


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