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記帳代行の相場っていくらくらい?
税理士と記帳代行業者、どっちがいいの?
安いところを選んでも大丈夫?
こんにちは。
税理士のもなた(@TaroZeikin15214)です。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
毎月の記帳(帳簿づけ)に時間をとられて、「そろそろ誰かに頼みたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
現役税理士である私が、記帳代行の料金相場を依頼先別に整理し、失敗しない3つの選び方を解説します。
□この記事でわかること
・記帳代行の相場(依頼先別・仕訳数別)
・記帳代行の料金が変わるポイント
・失敗しない記帳代行の3つの選び方
・AIを使い倒す現役税理士
・世界4大税理士法人での勤務経験あり
・法人成りと会社の税金をわかりやすく発信中
記帳代行で頼めること
記帳代行とは、領収書や通帳、請求書をもとに、会計ソフトへの入力(仕訳)を代わりに行ってもらうサービスです。
仕訳とは、お金の出入りを「何のお金か(勘定科目)」と「いくらか」に分けて、帳簿に記録することです。
毎月の取引が多い会社ほど、この入力に時間がとられます。記帳代行で頼めることは、主に次のとおりです。
- 領収書・通帳・請求書をもとにした仕訳の入力
- 毎月の試算表(会社の成績表の途中経過)の作成
- 帳簿の整理
一方で、申告書の作成や税金の相談は、税理士にしか頼めません。税理士法で、税理士だけができる仕事と決められているためです。

記帳代行って、税理士に頼むものだと思っていました。

記帳だけなら、税理士ではない記帳代行業者にも頼めますよ。どこまで頼みたいかで、依頼先と料金が変わります。
記帳代行の相場は依頼先で変わる
記帳代行の依頼先は、大きく分けて次の2つです。
- 税理士事務所: 記帳に加えて、決算・申告や税金の相談までまとめて頼める
- 記帳代行業者: 記帳の入力が中心。申告書の作成や税金の相談は頼めない
料金の決め方は、1仕訳いくら(仕訳の数に応じて決まる)か、月額の定額が多いです。
記帳代行業者の中には、1時間2,000〜3,000円程度の時間制のところもあります。
税理士事務所の相場
税理士事務所の記帳代行は、1仕訳あたりに直すと100〜200円前後が目安です。
あわせて、決算・申告や毎月の税金の相談(顧問料)を、セットで頼む形が多くなります。料金の目安は、次の章でくわしく紹介します。
記帳代行業者の相場
記帳代行業者の料金は、税理士事務所と同じくらいのところから、それより安いところまで幅があります。
1仕訳100円を下回るサービスもありますが、多くは入力だけの料金のことが多いです。
入力した内容のチェックや決算、税金の相談は別料金か、そもそも頼めないこともあります。
記帳代行業者に頼んだ場合も、決算・申告は別に税理士へ頼むことになります。
記帳と申告で依頼先が分かれるため、トータルの費用と手間で比べることが大切です。

安いところに頼めば、それで十分な気もしますけど…

料金に何が含まれているかを見てから比べましょう。あとで別料金がかかって、結局高くつくこともあります。
税理士に頼む記帳代行の相場
税理士事務所に記帳代行を頼んだときの、法人の月額の目安です。
- 月50仕訳まで: 5,000〜1万円
- 月100仕訳まで: 1万〜2万円
- 月200仕訳まで: 2万〜3.5万円
- 月300仕訳まで: 3.5万〜5万円
※複数の会計事務所・サービスの公開情報をもとにした目安です。
個人事業主の場合も、仕訳の数で料金が決まる考え方は同じです。
決算・申告とセットにした場合
税理士事務所では、記帳代行を単体ではなく、決算・申告とセットで受けることが多いです。
- 記帳代行: 月1万〜3万円
- 決算・申告: 年1回 5万〜20万円
税金の相談ができる顧問料が、記帳代行の料金に含まれているかは事務所によって違います。
見積もりをとるときに、確認しておきましょう。
記帳代行の料金が変わる4つのポイント
同じ仕訳数でも、次のような条件で料金が変わります。
仕訳の数
いちばん大きく影響するのが、毎月の仕訳の数です。取引の数がそのまま作業量になるため、多いほど料金は上がります。
資料の整い方
領収書が日付順にまとまっているか、通帳のコピーがそろっているかでも手間が変わります。
資料がばらばらのまま届くと、仕分けの作業が増えます。その分、料金が上がることがあります。
消費税の課税事業者かどうか
消費税を納める会社(課税事業者)は、取引ごとに消費税の区分を判断する必要があります。
インボイスの有無の確認なども加わるため、料金が上がることがあります。
どこまで含まれているか
月額の料金に、決算・申告、年末調整、税金の相談が含まれているかで、見た目の金額は大きく変わります。
1仕訳の単価だけで比べると、あとから別料金がかかって高くつくこともあります。
失敗しない記帳代行の3つの選び方
1. 料金に何が含まれているかで比べる
見積もりを比べるときは、金額より先に中身をそろえるのがコツです。
- 入力だけか、入力した内容のチェックまでしてくれるか
- 試算表は毎月もらえるか
- 決算・申告は別料金か
この3つをそろえてから比べると、本当の安さがわかります。
2. 税金の相談・決算までつながるか
記帳は、それ自体がゴールではありません。毎月の数字は、決算と税金の計算につながっています。
たとえば、次のような判断は記帳の段階で決まります。
- この支出は経費になるか
- 消費税の区分はどれか
- 資産として計上するか、一度に経費にするか
記帳から決算までを同じ税理士に頼むと、こうした判断をその場で確認できます。
決算のときに、帳簿を大きく直す手間も減らせます。
3. AIやクラウド会計で速く回しているか
最近は、会計ソフトのAIが、通帳やカードの明細から仕訳の候補を出してくれるようになりました。
入力そのものは、以前よりずっと速くなっています。
ただし、AIが出した勘定科目や消費税の区分が、いつも正しいとは限りません。
AIで速く入力し、税理士がチェックする形なら、速さと正確さの両方を手に入れられます。

AIで速く、最後は税理士の目で確かめる。これからの記帳代行は、この形が当たり前になっていくと思います。
依頼先を選ぶときは、次の点も聞いてみてください。
- クラウド会計(freee・マネーフォワード クラウドなど)に対応しているか
- 資料をオンラインで渡せるか
- 毎月の数字を、月が変わってから何日くらいで見られるか
会計ソフト選びについては、【2026年】法人成りを見据えた個人事業主の会計ソフト選びでくわしく解説しています。
記帳代行を頼む前に知っておきたいこと
記帳代行に丸投げしても、帳簿の内容の責任は会社(事業者)に残ります。
届いた試算表には、目を通す習慣をつけておきましょう。
また、資料を渡すのが遅れると、数字を見られるのも遅れます。
毎月の締めの日を決めて、資料を早めに渡すと効果が大きくなります。
まとめ
記帳代行の相場と選び方のポイントをまとめます。
- 税理士事務所の記帳代行は、1仕訳あたり100〜200円前後が目安
- 1仕訳100円を下回るサービスは、入力だけの料金のことが多い
- 料金は、仕訳の数・資料の整い方・消費税・含まれる範囲で変わる
- 選ぶときは「料金の中身」「決算・税金の相談までつながるか」「AIで速く回しているか」を見る
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記帳を自分でやるのがつらくなってきた方や、法人成りを前に経理の体制を整えたい方もいると思います。
そんな方は、記帳から決算・申告まで、まとめて相談できる税理士を探してみてください。
見積もりをとるときは、この記事の「料金に何が含まれているか」の3つを聞いておくと、比べやすくなります。
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税理士の探し方については、税理士の探し方がわからない時のおすすめの探し方8選でくわしく紹介しています。

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