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マネーフォワードとfreee、結局どっちがいい?
料金はどれくらい違うの?
法人成りしても、同じソフトを使える?
こんにちは。
税理士のもなた(@TaroZeikin15214)です。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
結論からお伝えすると、簿記を知らなくても入力しやすいのはfreee、明細をまとめて登録できて、給与計算までセットで使えるのはマネーフォワードです。
料金は今はマネーフォワードのほうが安めです。ただし、2026年12月(個人)と2027年6月(法人)の料金改定で、差はほとんどなくなります。
この記事では、2026年10月時点の各社の公式サイトの料金(税抜)をもとに比べています。
□この記事でわかること
・マネーフォワードとfreeeの5つの違い
・個人と法人の料金(2026年10月時点)
・法人成りしたときの注意点
・目的別の選び方
・税理士の私が選んだソフトと理由
・AIを使い倒す現役税理士
・世界4大税理士法人での勤務経験あり
・法人成りと会社の税金をわかりやすく発信中
マネーフォワードとfreeeの5つの違い

マネーフォワードとfreee、どちらも有名ですよね。何が違うんですか?

どちらも銀行やカードの明細を取り込んで、AIが仕訳を提案してくれるソフトです。違いは大きく5つあります。
- 料金: 今はマネーフォワードが安め
- 法人の消費税申告: freeeが安い
- 入力: 簿記なしならfreee
- 明細の登録: マネーフォワードが速い
- 給与計算: 従業員がいるならマネーフォワード
ここから、1つずつ見ていきます。
マネーフォワードとfreeeの料金比較(2026年10月時点)
個人事業主の料金
個人事業主向けのプランは、次のとおりです(税抜・年払い)。
- パーソナルミニ: 年10,800円
- パーソナル: 年15,360円
- ※ミニは消費税の申告不可
- スターター: 年11,760円
- スタンダード: 年23,760円
- ※スターターは消費税の申告不可
消費税の申告が要らない方は、マネーフォワードのパーソナルミニとfreeeのスターターで比べます。差は年960円です。
一方、インボイスに登録している方は、消費税の申告が必要です。この場合はパーソナルとスタンダードを比べることになり、今は年8,400円の差があります。
インボイスに登録すると、売上が1,000万円以下でも消費税の申告が必要になります。国税庁の「No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)」で確認できます。
2026年12月から、マネーフォワードの個人の料金が上がる
マネーフォワードは、2026年12月1日から個人事業主向けの料金を改定します(2026年9月発表)。
- パーソナルミニ: 年10,800円(同じ)
- パーソナル: 年22,560円
- パーソナルプラス: 年38,160円
改定後は、消費税の申告ができるプランどうし(パーソナル 年22,560円・freeeのスタンダード 年23,760円)の差が、年1,200円まで縮まります。
すでに契約している方は、12月1日より後の更新から新しい料金になります。
法人の料金
法人向けのプランは、次のとおりです(税抜・年払い)。
- ひとり法人: 年29,760円
- スモールビジネス: 年53,760円
- ビジネス: 年77,760円
- ひとり法人: 年35,760円
- スターター: 年65,760円〜
- スタンダード: 年107,760円〜
- ※スターターから従量課金あり
いちばん安いひとり法人プランで比べると、今はマネーフォワードが年6,000円安くなっています。
ただし、マネーフォワードは2027年6月1日から法人向けの料金も改定します。ひとり法人は年35,760円になり、freeeと同じ金額です。
また、マネーフォワードのひとり法人プランは、仕訳が1年で500件までです。月に40件ほどが目安なので、取引が多い会社は1つ上のプランが必要です。

今の料金だけで決めると、あとで差がなくなるんですね。

そうなんです。料金の差は小さいので、このあとの「使い方の違い」で選ぶのがおすすめですよ。
法人で消費税の申告書を作れるプランの違い
法人で比べるときに、いちばん大きな違いがここです。
- マネーフォワード: ビジネスのみ
- (年77,760円)
- freee: ひとり法人から
- (年35,760円)
マネーフォワードの場合、ひとり法人とスモールビジネスでは、会計ソフトで消費税の申告書を作れません。
消費税の申告が必要になるのは、売上が1,000万円を超えた会社や、インボイスに登録している会社です。
くわしい条件は、国税庁の「No.6501 納税義務の免除」で確認できます。
ただ、消費税の申告を税理士に頼むなら、この違いはあまり気にしなくて大丈夫です。税理士は、申告書を自分の事務所の申告ソフトで作ることが多いからです。

自分で消費税の申告書まで作る会社はfreee、申告は税理士に頼む会社はどちらでもOK、と考えるとわかりやすいですよ。
頼む予定の税理士がいるなら、会計ソフトでどこまでやればよいかを、契約の前に聞いておくと安心です。
法人成りの前後の消費税については、法人成りで消費税は2年免税?4つの注意点で解説しています。
入力のしやすさの違い
「マネーフォワードは使いにくい」「freeeは使いにくい」という声は、どちらにもあります。多くは、今までの経理のやり方と合うかどうかの違いです。
freeeは「借方・貸方」を知らなくても入力できる
freeeは、「収入か支出か」「何に使ったか」を選んで入力する形です。簿記の「借方・貸方」が出てこないので、経理がはじめての社長でも始めやすいのが強みです。
一方で、簿記を知っている人や、ほかの会計ソフトから乗り換える人は、画面の考え方が違うのでとまどいやすくなります。「freee 使いにくい」と言われるのは、このためです。
また、freeeは「取引先」「品目」「タグ」をつけて入力するので、取引先別・案件別の利益を見やすいのも特徴です。
マネーフォワードは、これまでの会計ソフトに近い
マネーフォワードは、仕訳の形で入力します。弥生などの会計ソフトに近いので、簿記の経験がある人や、ほかのソフトから乗り換える人はなじみやすいです。
逆に、経理がはじめての人には、最初は少しむずかしく感じるかもしれません。「マネーフォワードが使いにくい」と言われるのは、主にこの点です。
明細の登録とAIの使い方の違い
どちらのソフトも、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、AIが勘定科目を提案してくれます。違いは、提案されたあとの登録のしかたです。
- マネーフォワード: まとめて登録
- freee: ルールを決めて自動で登録
マネーフォワードは、提案された仕訳を確かめて、まとめて登録できます。決まった入出金が多い会社は、短い時間で終わります。
freeeは、「この取引先からの入金は売上」のようなルールを決めておくと、登録まで自動で進みます。最初のルールづくりに少し手間がかかりますが、慣れると入力はかなり減ります。
AIに任せること・人が確かめること
AIの提案は便利ですが、いつも正しいとは限りません。AIと人の分担は、次のように考えるとうまくいきます。
- AIに任せる: 明細の取り込み
- AIに任せる: 勘定科目の提案
- AIに任せる: 領収書の読み取り
- 人が確かめる: 初めての取引先
- 人が確かめる: 金額の大きい支払い
- 人が確かめる: 私用の混ざり
AIの提案をそのまま登録し続けると、まちがいが積み重なり、決算のときに直すのが大変になります。月に1回は、まとめて見直すのがおすすめです。
なお、どちらのソフトも2026年に、ChatGPTやClaudeなどのAIから会計ソフトを操作できる仕組み(MCP)を公開しています。
ただし、使うには設定が必要です。経理がはじめての方は、まずはふつうの使い方で十分です。
給与計算などのセットの違い
社長1人の会社なら、どちらのひとり法人プランでも、社長の役員報酬の計算はできます。違いが出るのは、人を雇うときです。
- マネーフォワード:
- ひとり法人1名・スモール3名
- ビジネス5名
- freee: ひとり法人は社長1人分
マネーフォワードは、会計・請求書・経費精算・給与計算など12のサービスが基本料金に入っています。
スモールビジネスなら3名分、ビジネスなら5名分の給与計算まで、追加の料金なしで使えます。
freeeは、従業員を雇って給与計算をする場合、給与計算ソフト「freee人事労務」を別に契約します。
これから人を雇う予定がある会社は、マネーフォワードのほうが総額をおさえやすくなります。
法人成りしても、同じソフトを使い続けられる
マネーフォワードとfreeeは、どちらも個人事業主向けと法人向けのプランがあります。
法人成りしたあとも、同じシリーズを使い続けられるのが利点です。画面や操作に慣れたまま、会社の経理を始められます。
ただし、次の3つに注意してください。
- 個人と法人は別の事業者として登録
- 口座・カードは法人用をつなぎ直す
- 料金は法人プランで年3万円前後から
個人の帳簿は、個人事業の最後の確定申告まで使います。個人のデータが、そのまま会社に移るわけではありません。
法人成りした年は、個人の確定申告と会社の経理が重なり、会計ソフト代も2つ分かかる時期があります。
法人成りの時期の考え方は、法人成り(法人化)のタイミングは?5つの目安で解説しています。
また、記帳を税理士や記帳代行に頼む予定なら、そのソフトに対応しているかを先に確認しましょう。
記帳代行の料金の目安は、記帳代行の相場は?依頼先別の料金と3つの選び方で紹介しています。
目的別のおすすめと選ぶ前のチェックリスト
ここまでの違いをもとに、目的別のおすすめをまとめました。
- 簿記の経験がある
- 弥生などから乗り換える
- 明細をまとめて登録したい
- 人を雇う予定がある
- 経理がはじめて
- 取引先別・案件別の利益を見たい
- 消費税の申告書も自分で作る
- ルールで自動登録したい
迷ったときは、次の5つを確かめてから選ぶと失敗しにくくなります。
- 消費税の申告が必要か
- 1年の仕訳は500件に収まるか
- 人を雇う予定はあるか
- 申告を税理士に頼むか
- 法人成りの予定はあるか
税理士の私が選んだのはマネーフォワード
比べた結果、私は独立後の自分の事務所で、マネーフォワードを使う予定です。理由は次の3つです。
- 明細をまとめて登録でき、記帳が速い
- 請求書・給与まで1つにまとまる
- 法人になっても同じシリーズで使える
消費税の申告書は、税理士として自分の申告ソフトで作ります。そのため、会計ソフトに求めるのは記帳の速さでした。
AIの提案をまとめて確かめて登録できるマネーフォワードは、この点が合っていました。

経理がはじめての社長には、freeeのほうが合うことも多いです。自分の状況に合うほうを選んでくださいね。
弥生も含めた3社の比較は、【2026年】法人成りを見据えた個人事業主の会計ソフト選びで紹介しています。
マネーフォワードとfreeeのよくある質問
- Q1個人事業主には、マネーフォワードとfreeeのどちらがおすすめですか?
- A1
簿記がわからないならfreee、簿記の経験があって明細をまとめて登録したいならマネーフォワードがおすすめです。
料金の差は小さく、2026年12月からはさらに縮まるため、使いやすさで選んで大丈夫です。
- Q2マネーフォワードの欠点は何ですか?
- A2
経理がはじめての人には、仕訳の形の入力が少しむずかしく感じやすい点です。
また、法人で消費税の申告書を作れるのは、ビジネスプラン(年77,760円)だけです。
- Q3freeeの欠点は何ですか?
- A3
簿記を知っている人ほど、画面の考え方の違いにとまどいやすい点です。
また、従業員の給与計算をするときは「freee人事労務」を別に契約します。
- Q4マネーフォワードの法人の料金はいくらですか?
- A4
いちばん安いひとり法人プランで年29,760円(税抜・年払い)です。2027年6月1日からは年35,760円になります。仕訳は1年で500件までです。
- Q5freeeからマネーフォワードに乗り換えられますか?
- A5
乗り換えられます。期の途中より、決算が終わった区切りで移るほうが、データの移し替えが少なく楽です。
移し方は、各社の乗り換えの案内を確認してください。
- Q6税理士に頼むなら、どちらのソフトがいいですか?
- A6
頼む税理士が使い慣れているほうがおすすめです。税理士によって対応しているソフトが違うため、契約の前に確認しましょう。
税理士の探し方は、税理士の探し方8選と失敗しない選び方5つで紹介しています。
まずは無料期間で、2つとも試してみましょう
会計ソフトは、さわってみないと使いやすさがわかりません。どちらも無料で試せるので、同じ明細を何件か入れて、使い比べてみるのがいちばん確実です。
簿記の経験がある方・人を雇う予定がある方は、まずマネーフォワードを1か月無料で試してみてください。
マネーフォワードは、クレジットカードを登録せずに試せて、自動で有料に切り替わることもありません(2026年10月時点の公式の案内)。
個人事業主の方は、マネーフォワード クラウド確定申告
から試せます。
経理がはじめての方・法人で消費税の申告書まで自分で作りたい方は、freeeを無料で試してみてください。
※2026年10月時点の各社の公式サイトの料金(税抜)をもとにしています。料金やプランは変わることがあるため、契約の前に公式サイトで確認してください。
※消費税の申告が必要かどうかは、顧問の税理士に確認してから進めてください。



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