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ChatGPTは何費で落とせばいい?
海外のサービスでも消費税はかかる?
インボイスの登録番号はどれ?
こんにちは。
税理士のもなた(@TaroZeikin15214)です。
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
結論からお伝えすると、ChatGPTの利用料は、事業で使っていれば経費にできます。勘定科目は「通信費」か「支払手数料」が一般的です。
ChatGPTを提供するOpenAIは2025年1月からインボイスの登録がされており、インボイス(登録番号つきの請求書)も発行されています。
この記事では、2026年10月時点の情報をもとに解説します。
□この記事でわかること
・ChatGPTの利用料が経費になる条件
・勘定科目と仕訳の例
・消費税とインボイスの扱い
・経費処理の3つの注意点
・AIに強い現役税理士
・世界4大税理士法人での勤務経験あり
・法人成りと会社の税金をわかりやすく発信中
ChatGPTの利用料は経費にできる
ChatGPTの利用料(Plus・Proなどの月額料金)は、事業のために使っていれば経費になります。
文章の下書き、資料づくり、調べものなど、仕事で使っているなら問題ありません。注意したいのは、プライベートでも使っている場合です。
個人事業主は、仕事で使った割合だけ
個人事業主が仕事とプライベートの両方でChatGPTを使っているときは、仕事で使った割合だけを経費にします。
これを家事按分(かじあんぶん)といいます。家事按分とは、仕事と私用が混ざった支出を、使った割合で分ける考え方です。
たとえば、平日は仕事でほぼ毎日使い、休日に私用で少し使うくらいなら、「仕事8割」のように決めて、毎月同じ割合で経費にします。
決めた割合の計算方法はメモで残しておきましょう。
法人は、会社の業務で使っていれば全額経費
会社が契約して業務で使っているなら、利用料の全額が経費になります。
ただし、社長が個人的な用途にも使っている場合は、その分が経費にならないこともあります。会社用と個人用で、アカウントを分けておくのがおすすめです。
ChatGPTの勘定科目は「通信費」か「支払手数料」
ChatGPTの勘定科目に、法律で決まったものはありません。よく使われるのは次の2つです。
・通信費(ネットの利用料として)
・支払手数料(サービス料として)
どちらを選んでもかまいません。大事なのは、一度決めたら毎月同じ科目にそろえることです。
月によって科目が変わると、あとで1年分の利用料を確かめるときに探しにくくなります。
ほかに「ソフトウェア利用料」のような科目を自分で作る会社もあります。AIツールが増えてきたら、まとめて1つの科目にするとわかりやすいです。
なお、「雑費」は金額が小さく、ほかに当てはまらないもののための科目です。毎月払う利用料には使わないほうが、あとで見返しやすくなります。
仕訳の例(月払い)
例: ChatGPT Plusをカードで支払い、カードの明細の金額: 3,300円
通信費 3,300円/未払金 3,300円
カードの引き落とし日に、「未払金 3,300円/普通預金 3,300円」の仕訳をします。
※金額はわかりやすくするための例です。実際は、カードの明細の円の金額を使います。
年払いのときは「短期前払費用」を活用
チーム向けのプランなどで1年分をまとめて払ったときは、原則として、使った月の分ずつ経費にします。
ただし法人の場合、支払った日から1年以内に受けるサービスの料金で、毎年同じやり方で支払った時の経費にしているなら、支払った期にまとめて経費にできます。
これを「短期前払費用」といいます。
短期前払費用の条件は、国税庁の「No.5380 短期前払費用として損金算入ができる場合」で確認できます。
また、AIツールが増えてきたら、ツールごとの支払先・金額・請求書の場所を一覧にしておくと、毎月の記帳がぐっと楽になります。
この作業は、AIに手伝ってもらえます
下の質問文が入った状態でChatGPTが開きます。〔 〕の中を書きかえてから送信してください。
ChatGPT(OpenAI)のサイトが開きます。使うにはログインが必要で、送信ボタンを押すまでは送られません。社名・個人名・口座番号などは入れないでください。
ChatGPTの消費税は10%で、インボイスも出る
ChatGPTを運営するOpenAIはアメリカの会社ですが、日本の利用者には消費税がかかります。古い情報が残っているので、時期を分けて整理します。
2024年まで: 消費税の請求なし
2025年1月から: 消費税10%・インボイス
2025年1月から消費税10%がかかっている
OpenAIは、2025年1月1日から、日本の利用者の請求書に10%の消費税を上乗せしています。料金はドル建てですが、請求書には消費税の額が円で書かれています。
「海外のサービスだから消費税はかからない」という記事もありますが、それは2024年までの話です。
詳細は、OpenAIのヘルプ「OpenAI の請求書における日本の消費税」に書かれています。
インボイスの登録番号はT3700150133253
OpenAIは、消費税の課税事業者となった2025年1月1日から、インボイスの登録(適格請求書発行事業者の登録)もしています。
OpenAIのヘルプでは、登録番号はT3700150133253(OpenAI OpCo, LLC)と案内されています。請求書(インボイス)にも、この番号が書かれています。
登録番号は、国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」で、名前と登録日を確認できます。
登録番号の書かれた請求書(インボイス)を保存しておけば、消費税を計算するときに、払った消費税を差し引けます。これを「仕入税額控除」といいます。
仕入税額控除とは、売上で預かった消費税から、経費などで払った消費税を引いて、納める額を計算するしくみです。

海外のサービスでも、インボイスが出るんですね。

はい。請求書はなくさずに、データのまま保存しておきましょう。
消費税のしくみは、「法人成りで消費税は2年免税?4つの注意点」でもくわしく解説しています。
ChatGPTの経費処理の3つの注意点
ここからは、実際に記帳するときの注意点を3つ紹介します。
・請求書はデータのまま保存する
・アプリから払うと請求元が変わる
・ドル建ての料金は円の金額で記帳
1. 請求書はデータのまま保存する
ChatGPTの請求書・領収書は、PDFでダウンロードします。
データで受け取った請求書は、紙に印刷して終わりにせず、データのまま保存する必要があります(電子帳簿保存法の「電子取引」)。
「日付・金額・取引先」で探せるように、ファイル名を「2026-10_OpenAI_3300円」のようにそろえておくと、あとで困りません。
保存のルールは、国税庁の「電子帳簿等保存制度特設サイト」にまとまっています。
2. アプリから払うと請求元がApple・Googleになる
iPhoneやAndroidのアプリからChatGPTを申し込むと、支払先はOpenAIではなく、AppleやGoogleになります。
領収書もApple・Googleから出るため、OpenAIの請求書とは書いてある内容が違います。
経理で困りたくない場合は、パソコンのブラウザからOpenAIに直接申し込むのがわかりやすいです。
支払方法ごとの領収書・請求書の出し方は、「ChatGPTの領収書・請求書の出し方|支払方法別に解説」でくわしく解説しています。
3. ドル建ての料金は、円の金額で記帳する
ChatGPTの料金はドル建てです。カードで払った場合は、カードの明細に出る円の金額で記帳します。
為替レートが毎月変わるため、同じプランでも円の金額は月ごとに少しずつ変わります。前の月の金額をそのまま使わないようにしましょう。
毎月の記帳の手間を減らしたい方は、「記帳代行の相場は?依頼先別の料金と3つの選び方」もあわせて読んでみてください。
ChatGPTの勘定科目のよくある質問
- Q1ChatGPTは何費になりますか?
- A1
「通信費」か「支払手数料」が一般的です。どちらでもよいので、一度決めたら毎月同じ科目にそろえましょう。
- Q2ChatGPTの料金は税込みですか?
- A2
表示されているドルの料金に、日本の利用者には消費税10%が上乗せされます。消費税の額は、請求書に円で書かれています。
- Q3OpenAIのインボイスの登録番号は何ですか?
- A3
T3700150133253(OpenAI OpCo, LLC)です。
2025年の請求書には、別の会社(OpenAI, LLC)の番号 T4700150127989 が書かれていることがあります。
請求書に書かれた番号を、国税庁の公表サイトで確かめてください。
- Q4ChatGPTの利用料は仕入税額控除の対象になりますか?
- A4
登録番号の書かれた請求書(インボイス)を保存していれば対象になります。
なお、簡易課税を選択している場合は、インボイスがなくても消費税の計算方法は変わりません。
- Q5ChatGPTは研究開発費にできますか?
- A5
新しい製品や技術の研究のために使った場合は、研究開発費にすることもできます。
その他の業務で使っている場合は、通信費か支払手数料にしましょう。
- Q6個人事業主でも経費にできますか?
- A6
仕事で使っていれば経費にできます。プライベートでも使っている場合は、仕事で使った割合だけを経費にします(家事按分)。
まとめ
ChatGPTの利用料の経理のポイントは、次のとおりです。
・勘定科目は通信費か支払手数料
・2025年1月から消費税10%
・インボイスも出ている
・請求書はデータのまま保存
※2026年10月時点の情報をもとにした、一般的な内容です。実際に判断するときは、顧問の税理士先生に確認してから進めてください。
AIツールが増えてきたら、決算の前に税理士へ
AIツールは1つでは終わりません。画像、会議、文字起こしと増えていくと、科目や消費税の扱い、請求書の保存先がばらばらになりがちです。
AIツールが増えてきた方は、決算の前に、税理士に一度まとめて見てもらうのがおすすめです。
顧問の税理士がいない方は、税理士紹介サービスを使うと、条件に合う税理士を無料で紹介してもらえます。
会計ソフトの記帳をAIで楽にしたい方は、「【2026年】法人成りを見据えた個人事業主の会計ソフト選び」もあわせてどうぞ。


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